風薫る5月。
九頭龍蕎麦は5月27日で、めでたく開業一周年を迎えました。
これもひとえにお客様のおかげです。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、そこで私たちは、これからもっともっとたくさんの
「福井のいいもの」をお客さまにご紹介するため、
福井の伝統工芸を支える職人さんを訪ねる旅に出かけてきました。
まず最初に訪れたのは、越前漆器(株)。
ご案内してくださったのは、専務取締役の森下さんです。
こちらは越前漆器のメッカである川和田地区(鯖江市)にある漆器メーカーさん。
鯖江といえばメガネで有名ですが、この界隈はかつて、
漆を採取する職人さんの約半数が集結していたという、漆の聖地でもあるのです。
ショールームを訪れてみると、お椀がズラリ!
尋ねてみると「うちは椀ものが得意なんですよ」と森下さん。
中でも越前漆器さんは、都内の百貨店などに卸しているとあって、
幅広い色柄と洗練されたデザインが持ち味です。
もともとこの界隈は、室町時代より「片山椀」と呼ばれる
漆塗りのお椀で有名なところなのだとか。
また、地域の伝統を残すため、越前漆器さんをはじめ、地元の漆器屋さんの協力により、
鯖江市の小学校では、<a href=”http://webcr05.surfboard.co.jp/event/detail.asp?M=N&ID=62″ target=”_blank” title=”給食の器に漆器を使っているのだそうです”>給食の器に漆器を使っているのだそう</a>。
導入されたのは2001年で、今では全校で飯椀、汁椀、平皿を使用。
地元の新聞記事を見せていただきましたが、プラスチックやアルミの器と異なり、
給食がとってもおいしそう!そして、味わい深く見えます。
九頭龍蕎麦でも「何かオリジナルで漆器を作りたいね!」
とみんなで話しながら、越前漆器さんを後にしました。